温泉地にも、グルメ品や伝統の磁器といった独自の特産物が有ります。温泉地で温泉せんべい(lázeňská oplatka)や温泉リキュールを味見しなければ、温泉に行ったうちにははいりません。
温泉リキュール
ほとんど各温泉地には独自のハーブ・リキュールを持っています。その中でも最も有名なのがカルロヴィ・ヴァリのベヘロフカ(Becherovka)で、その大きな人気から、しばしば13番目のカルロヴィ・ヴァリの源泉と言われています。リキュールのレシピは厳しく守秘されており、たった二人の人物だけが、多くのハーブやスパイスから成るその正確なレシピを把握しています。2週間に一度このレシピが調合され、その他の原料と合わさり、2週間後に樽の中でこのリキュールは生まれます。
温泉せんべい(Lázeňské oplatky)
温泉せんべいは、薄くて丸くて中身がつまっているのが特徴です。ヘーゼルナッツと砂糖とバニラをミックスした中身が入ったクラシックなナッツの温泉せんべいは、温泉に関する文献によると、温泉地で既に1788年には焼かれており、しかしその伝統は16世紀まで遡ることができます。今日でも温泉地のコロナーダでは、数種類の暖かいせんべいを味わうことができます。
温泉せんべいの起源は、ミサ用ワッフルにあることはあきらかです。今日のせんべいと同じ形、モチーフ、小麦粉と水でできた生地の具合、そしてさらには、ミサ用ワッフルと同じように鋳型のコテで焼かれると言うところまで一緒です。
そして、もしコロナーダで食べたせんべいが気に入ったら、箱入りを買うことができます。自宅で温泉の雰囲気がよみがえります。
飲泉用カップ
飲泉と言ったら専用の飲泉用カップです。石をはじめ、ガラスや、今日では磁器でできた飲泉用カップは、温泉地の伝統的なお土産となっています。
飲泉用カップは、平たく、鉱泉が飲みやすいように吸い口の機能が付いた取っ手、鉱泉の温度と二酸化炭素を逃がさない、といった特別な形態をしています。
温泉地の食事
チェコの温泉地では、伝統的な物から、理論的な食事、そして様々な種類のダイエット料理まで、本当に多様なタイプの食事をテイスティングできます。しかし世界各地のスペシャル料理も試すことができます。豪華ホテルでは手軽に世界中のグルメを楽しめます。スタイリッシュな装備されたホテルのレストランでは、チェコ料理以外にもフランス、イタリア、そしてさらには東アジア料理が用意されています。
温泉地の雰囲気
温泉地は社交の場
温泉地は、独特な建築もが手伝って、独特な雰囲気を持っています。温泉地では、湯治や保養の他にも、ショッピングを楽しみ、結婚式を行なわれ、社交の場が設けられ、医学学会、舞踏会、音楽会、そして演劇などが催されます。温泉地は“ヨーロッパのサロン”と言われています。
温泉建築
温泉地の回廊、コロナーダ、温泉棟、そしてその他多くの建物は、多様な建築様式を見せてくれます。
この建築の展覧会には、例えば、ヨゼフ・ズィーテク(Josef Zítek)、ドゥシャン・ユルコヴィチ(Dušan Jurkovič)、ヤン・レツェル(Jan Letzel)など、チェコ内外の著名な建築家が参加しています。
主に18世紀末から19世紀半ばにかけての典型的な温泉建築が保存されているフランチシュコヴィ・ラーズニェ(Františkovy Lázně)は記念物保護都市として有名です。この18世紀末から19世紀半ばの時期に大方のチェコ共和国内の温泉地はその繁栄を迎えました。
コロナーダ
飲料用温泉に楽に歩いて出かけられるように建てられた、オープンエアで温泉の取り口に屋根がある(天候不良から守るため)コロナーダは典型的な温泉建築です。





