オロモウツ

Olomouc - Horní náměstí
9. 9. 2013

オロモウツのバロックの薫りに触れる

オロモウツはいつの時代もボヘミア王国の主要都市の一つでした。交易に有利な土地であり、由緒ある大学があり、またこの地に深く根付いた宗教文化と伝統文化が息づいていることから、幾世紀にもわたりモラヴィア地方の中心地とされてきました。ユネスコの世界遺産にも登録されている聖三位一体柱がひときわ目を引く市街地の歴史地区は、プラハに次いで重要な文化財保護区域になっています。ご当地名物としては、独特な味と香りで有名な特製チーズ「トヴァルーシュキ」をぜひご賞味ください。

珠玉の文化遺産

オロモウツ最大の文化財は中心市街地にある広場にそびえ立つ聖三位一体柱です。バロック様式の彫像群が一つの建造物を構成するものとしては中央ヨーロッパ最大のモニュメントです。近傍の市庁舎の塔から威風堂々とした柱を一望のもとに眺めることができます。広場周辺のカフェでゆったりしながら聖三位一体柱の個性的なバロック美を味わうのもよいでしょう。オロモウツの見どころとしては、数ある歴史的建造物に加えて、社会主義リアリズムで創作された天文時計を挙げることができます。また、プロイセン軍の北方からの激しい攻撃を防ぐために築かれた巨大な城壁と広大な兵舎を擁する要塞もオロモウツの歴史を物語っています。

聖と俗の両面から千年の歴史を探訪する

ボヘミアの君主の家系として権勢を誇ったプシェミスル家のボヘミア統治は、ちょうどこのオロモウツで終焉しました。1306年、プシェミスル朝最後の国王ヴァーツラフ3世がこの地で暗殺されプシェミスル朝は断絶したのです。しかし現在でもプシェミスル朝の名残を窺うことができます。まずはオロモウツの街に高くそびえる3本の尖塔を持つ聖ヴァーツラフ大聖堂に向かってください。それから近辺のオロモウツ城をご覧になってから、オロモウツ大司教座が置かれた壮麗な大司教宮殿をご見学ください。また市内各所で教会の歴史に触れることもできます。ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の意向をうけて設立された大司教区博物館では、同館所蔵の至宝の数々を鑑賞することができます。また、静寂と瞑想の地を求めるならばオロモウツを代表する名所である巡礼地、聖なる丘(スヴァティー・コペチェク)が最適です。オロモウツの千年の歴史に触れながら精神世界の調和と物質世界の豊かさを体験してみてください。

周辺の観光地

いったんオロモウツの建築美の鑑賞は一休みしてイェセニーキ山地を訪れるのもよいでしょう。この風光明媚な山間地帯はアクティブ・ホリデーには格好の地です。それから、モラヴィア地方随一の歴史遺産とも謳われている都市クロムニェジージュにもぜひ足をのばしてみてください。当地の宮殿とその庭園ユネスコの世界遺産に登録されています。

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