カルロヴィ・ヴァリ

Karlovy Vary
7. 10. 2013

温泉三角地帯の光る宝石~カルロヴィ・ヴァリ

優雅な温泉の理想郷、豪華で美しいコロナーダ(飲泉所)、最高級の保養施設、森に覆われた美しい谷間の地という優れたロケーション。それがカルロヴィ・ヴァリです。ここは他の2つの温泉街、フランチシュコヴィ・ラーズ二ェと、マリアーンスケー・ラーズ二ェの3都市で三角形を描いているため、「温泉三角地帯」と呼ばれています。ヨーロッパ中の芸術家や著名人が治療に訪れ、世界的にも有名で、温泉三角地帯で最も輝かしいこの都市は、プラハに次いでチェコ第2の来客数を誇っています。またその素晴らしい建築様式のおかげで、ヨーロッパで最も美しい温泉地として知られています。

伝説によると、カルロヴィ・ヴァリは14世紀の半ばボヘミア王であり神聖ローマ皇帝にもなったカレル4世が、鹿の狩猟中に源泉を発見したのが始まりと言われています。時が経つとともに温泉街ができ、その名声はチェコの国境を遥かに越えて広がり、街はその魅力と社会的な地位を象徴するようになりました。そしてゲーテ、ベートーヴェン、ゴーゴリ、パガニーニ、カサノヴァ、モーツァルトといった著名人だけでなく各国の政治家や首脳も訪れ、多くの湯治客が訪れるようになりました。近年では、ヨーロッパでも名の通った映画祭の一つがこの地で開催されているので、映画スターも多く訪れています。

街を見下ろす温泉プール

最大規模であるカルロヴィ・ヴァリの温泉は12の源泉からなり、筋肉や関節などの運動器や、消化器の疾患、新陳代謝の改善や癌の治療に利用されています。街には、数十の豪華な入浴施設、保養施設、ヴィラ(別荘風宿泊施設)などがあり伝統的な治療を中心とした最高級のケアのほか、最新のウェルネス・トリートメントがご利用いただけます。ホテルの中には、世界的にも賞賛されているグランド・ホテル・パップや、インペリアル・ホテル、街の全景を一望できる大きな露天温泉プールのあるサーマル・ホテルがあります。

おいしいリキュールもお忘れなく

テプラー川沿いの中心街を散歩すると、温泉街の風土が純粋に味わえます。街に数ある治療用の源泉を独特の飲泉コップに注いで、ゆったりと飲みながらムリーンスカーや、トルジニーの美しいコロナーダを散歩してみてください。そして立派な建物である劇場や、皇帝温泉、聖マリア大聖堂などにも訪れてみてください。源泉のなかにはヴジードロという、72度の熱さを持つ源泉もありますので、お気を付けて。町の近辺に、見晴らしの良い所が数ヶ所あり、そちらへのハイキングも楽しい経験になることでしょう。ディアナという展望台からは街が眼下に広がっているのを見渡すことができますし、ケーブルカーに乗ることもできます。カルロヴィ・ヴァリを離れる際には、この土地の特産品をお土産としてお持ちになってはいかがでしょう。例えば、世界の多くの人々を魅了したボヘミアングラス、モーゼル社のガラス製品は王侯貴族たちに愛用され高い評価を受けてきました。マットーニのミネラルウォーター、ツーン磁器(Thun)、ここでは13番目の源泉と呼ばれて親しまれているハーブのリキュール、ベヘロフカも人気の品です。あるいは、丸くて薄いウエハースにクリームをサンドしたご当地名物の温泉ワッフルを味見してみませんか。

その他のみどころ

チェコで二番目に高価な宝をご覧になりたい方は、ベチョフ・ナト・テプロウまで足を運んでみてください。そこにある城には、中世ヨーロッパ美術の傑作とされる、聖マウルの聖骨箱が保管されています。また、立派な旧市街と壮大なゴシック様式の城を誇りとするロケットという町も、ハイキングのいいオプションになるでしょう。その城では、中世の拷問部屋や、磁器の展示品を見ることができます。

 

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