カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭開催間近

Hotel Thermal Karlovy Vary
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26. 6. 2014

チェコ最大の映画人、映画ファンの祭典は、美しい西ボヘミアの温泉町で、今年はメル・ギブソンを迎えて7月4~12日に開催されます。

カテゴリーの国際映画祭に属する カルロヴィ・ヴァリ映画祭は、夏と温泉、そして銀幕のコンビネーションにより、ほかでは絶対に味わえないユニークな体験をお届けしております。その独特なムードに惹かれ、毎年何千人もの映画ファンが、厳選されたチェコ映画、外国映画を鑑賞し、そしてその感動を町の中心部のコロネードで発散しにこの町にやって来ます。ここでは赤い絨毯の上を闊歩する銀幕の大スターのみならず、リュックと寝袋を背負った学生とも行き違う ― そんなユニークな雰囲気も、カルロヴィ・ヴァリ映画祭の人気の理由となっています。

レフ・ワレサ、そしてフレンチ・コネクションの監督も来訪

 第49を迎える今年も、カルロヴィ・ヴァリ映画祭は、バラエティーに富んだ新作をお届けいたします。オープニングを務めるのは、アメリカの外国初公開作品「I Origins」で、その主役を演じたマイケル・ピット、監督マイク・ケイヒル、そして女優アストリッド・ベルジュ=フリスベがカルロヴィ・ヴァリで自ら作品を披露します。また映画祭の閉会式では、今年のカンヌ映画祭の観客ヒット作、     アルゼンチンのブラック・コメディ「Relatos salvajesWild Tales」(アルモドバル兄弟製作)が再び公開されます。

 コンペティション部門では、12作品(7作品は世界初公開、5作品は外国初公開)が紹介されます。その中には、チェコ映画も2作(「フェア・プレイ」、「ゼイトラ・ナポジャート(英語名「All My Tomorrows」)含まれており、更に今回初めてアニメーション映画、ラトビアの女性監督シグネ・バウマネの「Rocks in My Pockets」も登場します。

 今回最大の話題は何と言っても、ポーランドの元大統領、レフ・ワレサ氏の参加でしょう。氏はここカルロヴィ・ヴァリで、自身の伝記映画「ワレサ・連帯の男」のディレクターズ・カット・バージョンの紹介を行います。また映画の中でワレサを演ずる俳優ロベルト・ヴィエツキーヴィッチも、同席予定です。世界映画界への非凡な芸術貢献に対して授与されるクリスタル・グローブスは、今年は「フレンチ・コネクション」、「エクソシスト」などで知られるアメリカの監督ウィリアム・フリードキンに贈られます。また同監督自身の紹介で、映画史の中で非常に重要な役割を果たした映画の一つ、「恐怖の報酬」がリマスター版で公開されます。

カルロヴィ・ヴァリ映画祭の歴史

 カルロヴィ・ヴァリ映画祭はこの種のフェスティバルとしては世界で最も長い伝統を誇るものに数えられています。初回開催は1946年のことでした。但し共産政権下のチェコスロバキアにおいては、当時の政治的圧力を受けて、当局上層部のイデオロギー的な指示に従うことを余儀なくされていました。

 共産政権の崩壊後、カルロヴィ・ヴァリ映画祭は何年もの間そのイメージを模索する一方、世間の無関心との戦いも強いられてきました。事態の好転が見られたのは、チェコ人俳優イジー・バルトシュカと経験豊かな映画評論家エヴァ・ザオラロヴァーが代表を務める新しい組織チームが台頭したとき(1994年)です。新チームは、緩慢とした映画上映会を、国際的標準における画期的な文化・社交ファーラムに一新し、そのダイナミックなコンセプトにより若い層を引き付けることにも成功、今やカルロヴィ・ヴァリ映画祭は、若者たちにとって一大文化イベントとなっています。

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