チェコ・イースターの慣習と伝統

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25. 2. 2014

今年もキリスト教圏最大の祝祭・イースターが近づいてまいりました。

イースター(復活祭)は、春の到来とキリストの復活の祝い、そして新たな農作年の開始を意味する春最初の満月を祝う、太古の昔から存在する祝祭日です。

伝統的慣習

  チェコのイースターのシンボルは、クラスリツェと呼ばれる彩色された卵(イースター・エッグ)と、柳の若枝で編み、リボンで飾られたポムラースカと呼ばれる鞭です。イースター・マンデーには、このポムラースカで、男性が子供も大人も歌を歌いながら、象徴的に女性を鞭打ちます。民俗伝承では、鞭打たれた女性は、その年一年中美しさと瑞々しさを保つとされています。また地方によっては、ジェフタチキと呼ばれる習慣が今も続いているところもあります。そこでは木曜日から土曜日にかけて、少年たちが木製のジェフタチキ(ガラガラと音のする器具)を鳴らして村の家々を回り、イースターの期間中象徴的にローマに飛び去り、沈黙している教会の鐘に代わって、人々をミサにいざないます。イースターでは、四旬節の節食期間の後、真の豊潤期間が訪れます。典型的なイースター料理としては、例えばイラクサ風味の詰め物が入った子羊、ウサギ肉、練り粉を時間をかけて発酵させて作られたマザネッツと呼ばれるパン、あるいは羊の形をしたビスケットにシュガー・ソースをかけたものなどが挙げられます。またこのほかにも、蜂蜜でコーティングされたイダーシェと呼ばれる円筒形のパン、砂糖をまぶしたボジー・ミロスト(神の慈悲の意)と名付けられたクッキーなども、イースターの定番となっています。イースター・マンデーには、卵料理が欠かせません!卵は、古くから新たな命と復活のシンボルとされてきました。復活祭の期間中、大抵どのレストランでもイースター・メニューを、スパイス入りの特別なイースター・ビールとともにお召し上がりいただけます。

民族の伝統を肌で感じる

ロジュノフ・ポド・ラドホシュチェム市には中央ヨーロッパ最古にして、最大の野外博物館がありますが、ここでは伝統的なイースターあるいは春の民俗習慣が再現されています。今年の4月19日(土)には伝統工芸市が開かれ、その翌日、イースター・サンデーには民族音楽のコンサートのほか、手作業で色装飾がなされたクラスリツェや、柳の枝を編んだポムラースカなどの買い物も楽しむことができます。

これと同様に、伝統的なイースターは、東ボヘミアのヴェセリー・コペツ野外博物館でも体験することができます。ここでは4月5日から21日までの期間、遠い昔の人々と同じように復活祭を過ごすことができるのです。館内の民家では、伝統的な慣習を再現した展示が行われます。

青空市場

 市民と観光客向けのイースター・イベントでは、首都プラハ も決して引けをとっていません。ここでは特に民俗市とダンスがメインとなっています。大市場会場となるのは、プラハ旧市街の中心地、旧市街広場 です。市場では例えば色とりどりのクラスリツェ、ポムラースカ、そしてマザネッツ、イダーシェ、羊形パン菓子に代表されるイースターのパンなどを買うことができます。また民俗音楽、歌、踊り、あるいは民俗慣習的要素に満ちたカルチャー・プログラムも用意されており、さらに子供たちは、クラスリツェの色づけ、あるいはポムラースカ作りなどを試してみることもできます。

イースターの宗教的意義

このような民俗的な伝統もさることながら、キリスト教徒、そしてキリスト教文化にとって、イースターはやはりまず第一に宗教的意義を持つものです。この時期には、各地の教会、礼拝堂でキリストの死と復活に捧げた式典が行われます。今年創設670周年を迎えるチェコで最も重要な教会の一つ、聖ヴィート大聖堂では、断食期に特別な断食説教が行われ、イースター時期を通じて定期的にミサが開かれます。

ブルノ では、 2014年4月13日から27日までの期間イースター宗教音楽祭が開催されます。今年のテーマは「東方教会典礼とその中欧文化への影響」とされており、期間中、市内各所に点在する教会の美しい歴史的建物の中でコンサートを楽しむことができます。

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