ヴェルケー・ロスィニ城

29. 8. 2013

ヴェルケー・ロスィニの暗い過去を見つめる

ヴェルケー・ロスィニはコントラストに満ちた町です。調和の取れた自然美を誇るイェセニーキ山地の真ん中にある風光明媚な温泉地という側面がある一方で、当地の城館には暗い過去があり17世紀には悪名高い魔女狩りが行われたことで知られているのです。いずれにせよヴェルケー・ロスィニは一見の価値がある場所なのです。

ヴェルケー・ロスィニの歴史は、300年もの長い間この地を統治していたジェロチーン家と密接に結び付いています。今日ヴェルケー・ロスィニでは、往時権勢を誇り富裕なジェロチーン家が残した貴重な文化財の数々を鑑賞することができます。

宝物に満ちた珠玉のルネサンス建築

ヴェルケー・ロスィニ随一の文化財である当地の城館は、ぜひともご訪問ください。壮大な3階建ての優美な柱廊や見事なズグラッフィート装飾を実際に鑑賞なされば、このロスィニ城がアルプス以北で最も美しいルネサンス建築の一つに数えられている所以がすぐおわかりになります。ロスィニ城見学ツアーでは、美しい格天井のある「饗宴の間」や「騎士の間」をめぐります。また、城館ギャラリーではイタリア、フランドル、それにオランダの巨匠の名作の数々を鑑賞することもできます。

背筋が凍る恐怖の魔女狩り

ロスィニ城の暗黒時代は、でっち上げの魔女裁判で56名の罪無き人々が投獄され拷問を受け火刑に処された魔女狩りのときでした。ヴェルケー・ロスィニの歴史におけるこの悲劇は、当時の人々の迷信を利用した当地の伯爵夫人と異端審問官によって引き起こされました。自分の利益のために都合の悪い住民たちに無実の罪を着せて排除したのです。今日でも城館では魔女狩り裁判が行われた法廷を見学することができます。

紙作り400年の伝統に触れる

ヴェルケー・ロスィニをご訪問の折には当地の製紙工房へもぜひお立ち寄りください。16世紀から変わらない方法で手作業で紙をつくり上げていく様子をその場で見学できます。ヴェルケー・ロスィニ製紙工房はヨーロッパで現在操業中の製紙工房の中で最も古い工房の一つであり、当地でつくられる紙は長い伝統と確かな品質の同意語になっています。ヴェルケー・ロスィニ製紙工房はチェコの数ある文化財の中でもユネスコの世界遺産の最有力候補でもあります。

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