プラハ城

23. 9. 2013

プラハ城を散策して幾世紀もの歴史を感じる

世界で一番大きな城といえばもちろんプラハ城です。城の中庭や宮殿、美術館、庭園を一日かけて散策なさって、歴代のボヘミア王、神聖ローマ皇帝、そして現代の大統領の居城として千年の歴史を持つプラハ城の圧倒的な美しさをご堪能ください。プラハ城の敷地に聳えているのがヨーロッパ随一の美しさを誇る壮麗なゴシック様式の聖ヴィート大聖堂です。プラハが世界一美しい都市と呼ばれる所以であるチェコ共和国のシンボルの秘密に迫ってみてください。

時の止まった場所

プラハ城最大の名所は聖ヴィート大聖堂です。大聖堂の中へ入ると、まるで時間が止まった場所に入り込んだかのような錯覚に陥ります。中世の工匠が手がけた見事な堂内装飾に、美しさを極めたステンドグラスを通して太陽の光が絶妙な具合に差し込みます。チェコ屈指のアール・ヌーヴォー画家アルフォンス・ムハの手になるステンドグラスもぜひご鑑賞ください。大聖堂の地下にはチェコの聖人や歴代君主の遺骨が埋葬されており、チェコの守護聖人の聖ヴァーツラフ、聖ヤン・ネポムツキー、カレル4世、それにルドルフ2世の墓を見学することができます。黄金の門の上にある「最後の審判」の壮大なモザイク画もお見逃しなく。百塔のプラハの街を一望できる大聖堂の塔にもぜひ上ってみてください。

おとぎの国の家々

黄金小路を歩かずにプラハ城を全部見学したとは言えません。城壁に隣接する狭い路地には色彩豊かで可愛らしい家々が立ち並び独特のたたずまいを見せています。伝説によると若返りの薬と賢者の石を切望していたルドルフ2世は、自分に仕えていた錬金術師たちをこの黄金小路の家々に住まわせていたといわれています。22番の表札がある家にも注目してください。プラハに生きた世界的に有名な作家フランス・カフカが仕事場として利用していた家です。

ゴシック、バロック、ルネサンス……

プラハ城を散策していると、さながら建築学のテキストをめくっているような感覚になります。数時間あれば、神秘的な内装を誇るロマネスク様式の聖イジー教会(バジリカ)、ゴシック様式の旧王宮、バロック様式の広大な中庭、ルネサンス様式のアン女王の夏の離宮(ベルヴェデーレ宮殿)、さらにカレル庭園にある最新鋭の温室も訪問することができます。プラハ城を訪ねると本当にさまざまな建築様式に出会うことができるのです。この地を散策しながらチェコ共和国を代表する文化財にまつわる物語に耳を傾けてみてください。

バービーとティツィアーノが一つ屋根の下

プラハ城の中には本物の宝も隠されています。城内では一年を通じて数多くの美術展や展覧会が催されています。ティツィアーノやルーベンスなどの巨匠の作品の数々を実際に鑑賞してみたいという方はぜひ王宮美術館にお越しください。また、お子様連れの方はおもちゃ博物館にも足を運んでみてください。プラハ城の見学を終えたら、近郊にある美しいプラハ城下庭園や鹿の谷を散策したり、パステルカラーの住宅の間にプラハの著名な芸術家のアトリエが並ぶ、ロレッタ広場の近くにある魅惑的な新世界地区にもぜひ足をのばしてみてください。

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