クラドゥルビのベネディクト会修道院

Kladruby Monastery - Church of the Assumption of the Virgin Mary
10. 9. 2013

クラドゥルビ修道院でバロック風ゴシック様式建築の精髄に触れる

クラドゥルビを訪ねると遠くから修道院最大の誇りであるクラドゥルビ教会の見事な装飾を施された半球天井が歓迎してくれます。往古ボヘミア一帯で最大の領地を持ち最も富裕だった時代もある修道院の歴史に触れてみてください。クラドゥルビ修道院はバロック風ゴシック様式と呼ば​​れる独自の建築様式を採り入れた建物の代表作です。チェコ共和国で最も美しい修道院の一つに数えられるクラドゥルビ修道院をぜひいちど訪れてください。

クラドゥルビ修道院の歴史は900年前まで遡ります。当時ボヘミア君主のヴラヂスラフ1世が修道院を創立しました。修道院には創立者ヴラヂスラフ1世の墓が現存しています。長い歴史において修道院は豊かさも貧しさも経験し、略奪の憂き目にも遭いました。芸術にも発展が見られ、皇帝カレル4世などの貴人も歓待してきました。修道院の最盛期は14世紀で、当時の修道僧たちが経営の才を発揮して革新的な方法で修道院を運営し、修道院は128もの周辺の村落を所有していたと伝えられています。

聖ヤン・ネポムツキー宿命の地

どんなおとぎ話にも終わりがあるように、クラドゥルビ修道院においても権力者たちの陰謀が引き金になり修道院の基盤そのものが揺るぐような事態が出来しました。修道院の将来をめぐる非情な政治駆け引きが聖ヤン・ネポムツキーの殉教にまでつながったのです。今日、クラドゥルビ修道院は聖ヤン・ネポムツキーを扱う展示ではヨーロッパ最大規模を誇っています。

他に類のない奇抜な半球天井

クラドゥルビ修道院の秀逸な景観は、天才建築家ヤン・ブラジェイ・サンティニ=アイヘルの仕事に負っています。サンティニは彼ならではのバロック風ゴシック様式で改修を手がけ、現在の姿になりました。サンティニの業績のおかげで、今日この地では他にもチェコ最大規模の教会である聖母マリア被昇天教会を装飾する奇抜な半球天井を鑑賞することができます。晴れた日に半球天井の下に立ってみてください。星の象徴で覆われた教会の内装に天井から柔らかく降り注ぐピンク色の光を観察するのは、いつまでも記憶に残る体験になること間違いありません。

神秘的な場所

クラドゥルビ修道院には過去の栄光をしのぶ記念物とは異なる側面もあります。修道院の敷地で定期的に開催されている文化行事に参加して、この地の訪問をさらに充実させるのもよいでしょう。伝統工芸市であってもクラシック音楽のコンサートであっても、そのような文化行事の折には、この修道院に満ちている特殊なエネルギーを感じることができます。修道院全体が文字通り神秘的な雰囲気に包まれるクリスマス見学もかけがえのない体験になるでしょう。

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