バチャ運河

Baťa Canal
20. 8. 2013

バチャ運河~希代の産業遺産

近年、クロムニェジーシュとホドニーンの二つの都市を結ぶバチャ運河を数十キロメートル航行する遊覧観光が、当地の観光の目玉になっています。クルーザーや遊覧船でのモラヴァ川クルージングもさることながら、周辺の城郭や城館、自然保護区の景観も何かしら冒険的な雰囲気をかもし出しています。サイクリングであれ遊覧船であれ、バチャ運河では退屈なさることはありません。

バチャ運河の位置するモラヴィア=スロヴァキア地方は、2011年に卓越した欧州の旅行先に贈られるエデン賞(European Destination of Excellence)を受賞しています。バチャ運河の歴史は1935年に遡ります。当時、後に世界的に有名になる靴のブランド、バチャの創業者トマーシュ・バチャはモラヴァ川の治水の構想に魅了されていました。その頃バチャの靴製造会社は、ラチーシュコヴィツェ鉱山の褐炭を、バチャの皮革工場に電力を供給していたオトロコヴィツェの火力発電所に輸送する必要があったのです。

創意を尽くした建築作品

バチャ運河の航路には13の閘門があり、51.8キロメートルの航路は段階的に建設されました。閘門付近には典型的なバチャの社宅建築である閘門操作室を訪ねることができます。技術の粋を凝らした20の橋には係留の便のために岸壁と橋脚付近の堤に手すりが設けてあり、設備全体の技術水準の高さと細部にまで行き届いた創意のほどをうかがい知ることができます。

のどかなワインの里、モラヴィア=スロヴァキア地方の遊覧観光

バチャ運河では遊覧船に乗って全航路を遊覧することができます。自分が所有するボートを使用したり、桟橋で船を借りることもできます。鳥類保護区をはじめとする河畔の素晴らしい風景が船上の旅に風情を添えます。ペトロフやストラージュニツェで極上モラヴィア・ワインのワインセラー巡りに参加したり、歴史都市ウヘルスケー・フラヂシュチェやクロムニェジーシュを見学することもできます。周辺の自然遊歩道を散策したり個性的なブフロフ城まで足をのばすのもよいでしょう。

休暇に最高の組み合わせ~自転車と船

バチャ運河はサイクリング愛好家に人気の旅行先でもあります。運河沿いに全長80キロメートルのサイクリングロードが整備されており、いつでもサイクリングの途中で自転車を船に積み込み、船上で旅を続けることができるのです。屋形船を貸し切って運河を遊覧しながら最高の休暇を満喫することもできます。運河には水浴場や釣り場も設置されており、運河の旅の途中でリフレッシュすることもできます。ぜひバチャ運河に足をお運びになって本物の夏を満喫してください。

 

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