モラヴィアとボヘミアの境界、ヴィソチナ地方

Telč - square
23. 9. 2013

ヴィソチナ山地~ボヘミアとモラヴィアの境界の地で究極の自然美に触れる 

丘陵地帯、多くの湖沼、切り立った岩山、深い森林、花の咲き乱れる草原、そして三件のユネスコ世界遺産。これが往古より、そこで「パンが終わり石が始まる」といわれている過酷な土地ヴィソチナの姿です。ぜひいちどこの地を訪ねて、全体的に調和の取れた自然美だけでなくアクティブ・リラクゼーションに適した環境も実際にお確かめになってヴィソチナの魅力をご満喫ください。

ヴィソチナ地方の中心都市はイフラヴァです。この都市の美しさは銀の採掘がもたらした富に負うところが大きく、またグスタフ・マーラーゆかりの地としても知られています。この町で長年暮らした偉大な作曲家を記念して、毎年夏にイフラヴァ国際マーラー音楽祭が開催されています。中世の面影が残るイフラヴァの中心市街地をご散策の折には、ぜひ町のシンボルである聖母の門を訪れてください。聖母門の展望台からは素晴らしい眺望をお楽しみになれます。謎に満ちた地下迷宮もぜひご見学ください。この町の地下道はチェコ国内で二番目に長く、全長25キロメートルもあります。

どちらを向いても世界遺産

ヴィソチナ地方には数多くの文化遺産が残っています。そのうち3件がユネスコの世界遺産リストに登録されています。観光客にとても人気がある都市はテルチです。国内で最も美しいといわれる広場をご覧になり世界遺産の町の魅力に触れてください。広場に立ち並ぶパステルカラーのルネサンス様式の建物が、おとぎの国のような景観を作り出しており、さほど遠くないところにあるテルチ城の華麗な姿がそんな印象をさらに深めています。ゼレナー・ホラ(「緑の山」の意)の世界遺産聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会は神秘的なたたずまいと個性的な建築様式が目を引きます。ヴィソチナ地方における世界遺産の三件目は、往古のユダヤ人街が今に残る町トシェビーチでご覧になれます。

大自然の真ん中でアウトドアを楽しむ

ヴィソチナ(「高原」の意)は本当に自然に恵まれた地方です。ヴィソチナ地方の各地を旅行なさる際には、ヴェルケー・ダーシュコ湖にも足をお運びください。湖畔で幻想的な湿原を観察することができます。また、チュティジ・パリツェ(「4本の棍棒」)やデヴィェト・スカル(「9つの岩」)などの岩山を登山して汗を流したり、たちまち道に迷ってしまいそうな原生林ジャーコヴァ・ホラで本格的な山歩きを楽しむこともできます。ヒトゥスィ、カヴァーンまたはコサーレクなど、ヴィソチナ地方の多くの画家がヴィソチナの自然美を画布に表現してきましたが、ヴィソチナ地方はアウトドアに格好の地でもあるのです。クロスカントリースキーを楽しむための最高の環境が整っているのが、しばしばスキー競技の世界大会の会場としても利用されるノヴェー・ムニェスト・ナ・モラヴィエ周辺です。サイクリング派の方は、イフラヴァからオーストリアのラープスまで続くサイクリングロードに繰り出してください。2010年に卓越した欧州の旅行先に与えられるエデン賞(European Destination of Excellence)を受賞したビストジツェ地方も、ウォータースポーツに最適な環境が整ってます。一方、ジュヂャール・ナト・サーザヴォウの周辺は、野外での乗馬を楽しむための本格的な外乗コースが整備されています。

ヴィソチナ周辺の観光地

ヴィソチナ旅行に一味加えるために、モラヴィア地方の主都ブルノまで足をのばしてみるのもよいでしょう。ブルノではユネスコの世界遺産リストに登録されているトゥーゲントハット邸の見学もお忘れなく。手付かずの大自然がお好きな方は、ぜひボヘミアン・カナダ自然公園に足をお運びください。名前の由来は、この地の自然環境の特徴や数多い湖沼、広大な森林、それにやや気候の厳しいところが、ちょうどかの自然大国を思わせることからこのように名付けられました。

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