夏のシュマヴァ山地

17. 9. 2013

シュマヴァ山地~野生の王国の魅力を満喫する 

果てしなき深き森、透き通った氷河湖、長くのびる高原、激しく流れる渓流、霧にかすむ神秘的な湿原。これがシュマヴァです。チェコとドイツの国境地帯にそびえるシュマヴァ山地は、その地理的条件と森林の規模から「ヨーロッパの緑の屋根」と呼ばれることもあります。

毎年シュマヴァ地方は活動的に休暇を過ごそうと考えている人たちを引き寄せています。この山地全域にはサイクリングコースとハイキングコースが張りめぐらされており、シュマヴァの自然風景に絶妙に溶けこんだ数多くの文化財をつないでいます。自転車で森林の道を何十キロメートルも進み、以前は一般には開放されていなかった深い森の奥まで行くことができます。当時、森の奥はいわゆる鉄のカーテンの一部で、そこでは自由を求めて逃げ出した人々のドラマが演じられたのです。地図の上から消されてしまった村もあります。そのような村々の跡を訪ねながら、そこに住んでいた人々の物語に思いをはせてみてください。

自然の誘惑

シュマヴァ国立公園は自然の不思議の宝庫です。代表的なものとしては二つの氷河湖、プレシュネー・イェゼロ(「プレヒー湖」の意)とチェルネー・イェゼロ(「黒い湖」)が挙げられます。氷河湖にはカナダの湖沼を思わせる高山的な雰囲気が漂い、周辺の手付かずの自然がその印象を強めています。原野を越えて周囲の山々の尾根道を行くハイキングは強く心に残る体験になるでしょう。シュマヴァ山地はそれほど険しくない地形と印象的な風景のおかげでハイキングを楽しむ人たちにとっては文字通りの楽園になっています。ヴィドラ川のクリスタルのように清らかな水、山中のクヴィルダ村、それにチェルネー・イェゼロ=チェルトヴォ・イェゼロ(「悪魔の湖」)ハイキングコース。シュマヴァの自然の真っ只中ではハイキングの精髄を堪能することができます。さらにヴルタヴァ川の水源に出会うことができれば一生忘れられない体験になるでしょう。

チェコの海~リプノ湖

チェコ共和国には海そのものはありませんが、シュマヴァ山地の奥深くに、その代わりになりうるものが広がっています。ダム貯水湖であるリプノ湖はチェコ共和国最大の湖で、水を使ったあらゆる活動のための理想的な場所となっています。

シュマヴァ山地周辺の観光地

シュマヴァ地方でバカンスを過ごす際に決して忘れてはいけないのは、チェコ有数の美しい都市チェスキー・クルムロフを訪ねることです。この町には旧市街がほぼ完全な形で残されており、ユネスコの世界遺産にも登録されています。そこからヴルタヴァ川の流れを遡っていくと、中世の城が聳え立つロジュンベルクや教育の泉が枯れないよう修道士たちが何百年も守ってきた修道院のあるヴィッシー・ブロットにたどり着きます。また、ヴルタヴァ川の水面に影を落とし風情をかもし出しているズラター・コルナの修道院を見学してシュマヴァでの滞在をさらに豊かにすることもできます。

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