48時間のプラハ市民体験

Prague - Sova Mills
17. 9. 2013

48時間だけプラハ市民になる

どの都市にも二つの顔があるものですが、プラハも例外ではありません。こちらに向けられる一つ目の顔は、長い歴史を誇る美しい歴史都市としての顔です。二つ目は脈動する現代都市の顔で、この街に実際に生きている住民たちの毎日の生活を思い起こさせる顔です。鹿爪らしいことしか書かれていないガイドブックは放り出して、この神秘的な大都市の真ん中で二日間、本物のプラハの住民のように過ごしてみてください。

おはようございます。たった今、世界有数の美しい街で目を覚まし、これから脈動する大都市の真ん中で過ごす一日が待っています。素晴らしい一日を過ごすには朝ごはんが大切です。ソコロフスカー通りにある個性的な喫茶店、カフェ・B・ブラウンでキッシュとパリパリに焼き上げられたクロワッサン、そして世界的にも最先端を行くチェコ人建築家のエヴァ・イジチュナーが手がけたデザインを堪能してください。朝食の後は、当然の流れとして、世界的に有名なプラハの建築物を見学に行くのです。ただ、普通の観光客と同じようなものを見ても芸がないので、独特の雰囲気を持つジシュコフ地区に隣接しているヴィートフの丘に登ってみてください。ここにはチェコの軍事指揮官ヤン・ジシュカの騎馬像が置かれていて、これは世界でも最大の騎馬像だといわれています。またそばにある記念館の壮大な機能主義の建物の中では、チェコの近現代史における最も重要な出来事についての展示を見ることができます。

ミシュランの星付きレストラン

さて、お昼の時間になりました。権威あるミシュランガイドで星付きの評価を受けた高級レストランに行ってみるのはいかがでしょう。一つ目のお店はホテル・ラディソンのレストラン・アルクロンで、聖ヤコブの貝(帆立貝)かフォンダン・オ・ショコラに舌鼓を打ってください。プラハにある二つ目のミシュランの星付きレストランはラ・デグスタツィオン・ボヘームで、この店ではスラーモヴァー・ポレーフカ(「藁スープ」の意)と雉肉料理やトシェボニュの鯉を使った料理などのチェコの名物料理をご堪能ください。

午後は公園か、芸術か

素晴らしい昼食を堪能した後は、心地よい散歩に出かけるに如くはありません。プラハ城旧市街広場の人ごみを避けて、絵に描いたように美しいカンパ島に足を向けてください。カレル橋のマラー・ストラナ(小地区)側のたもとの直下にあるこの島では、色とりどりの建物、美しい広場と公園が、しばしの休息に誘ってきます。雨に降られてしまった場合には、博物館か美術館にお立ち寄りください。カンパ島にも現代芸術美術館が設置されています。ソヴァ氏の水車小屋を近代的に改装した建物の内部に展示されているコレクションだけでなく、周囲の装飾の独創的なデザインもまた興味深いものです。

夜の娯楽

プラハの街に夜の帳が下りるころ、どこに遊びに行くかお考えのことでしょう。プラハで評判のクラブに行ってみるのはいかがでしょう。大人気のSaSaZu(ササズ)、独特なドゥプレクス、もしくは中央ヨーロッパで最大のダンスクラブであるカルロヴィ・ラーズニェあたりで思い切り楽しんでください。

朝食が社交の場だったら

美しいインテリア、高い天井、大きな窓、磨き上げられたテーブル、多彩な朝食メニュー、完璧なサービス、そしてなによりも朝食をあわててかき込んだりしてはいけない場所。それがヴィーチェズナー通りのカフェ・サヴォイです。この喫茶店の英国風、仏国風、もしくは米国風の、しかし同時に健康的な朝食をいちど口にしたら、また戻ってきたくなること請け合いです。

建築の歴史を書き換えた建物

さあ、今から大都会の渦の中に入っていく時間です。観光客が気付かないまま通り過ぎていくことの多いのが、ツェレトナー通りとオヴォツニー・トゥルフ(「果物市場」)の間にある黒い聖母の家です。このユニークな建物にはチェコキュビズム美術館が入っています。本来絵画におけるスタイルであったキュビズムは、チェコにおいてのみ建築にも取り入れられたのです。この建物の中には、チェコのキュビズムとアールデコにインスピレーションを受けた作品のオリジナル、レプリカ、コピーを国内で唯一販売している画廊キュビスタ(キュビスト・ギャラリー)も入っています。近くのフルザーン宮殿にあるモダニスト・ショップでは、ガラス製品や陶器、それに家具なども、機能主義的なデザインのものであれ、現代のチェコのデザインのものであれ購入することができます。

簡単には忘れられない昼食を

プラハの街を一望の下に見下ろす素晴らしい景色を眺めながら昼食をお取りください。かの有名なダンシング・ハウスの8階にある高級フランス料理店ラ・ペルレ・デ・プラーグを選べば間違いはないでしょう。昼食の後は、極上のコーヒーとさらに美味しい甘いデザートを求めて、ヴルタヴァ側を渡ってマラー・ストラナ(小地区)のおしゃれな喫茶店、カフェ・ラウンジに向かいましょう。また、1930年代から名店の誉れ高いスイーツ店ミシャークに行くのも悪くありません。

本当のプラハを知る

プラハの芸術家や前衛芸術シーンの立役者に会ったりして、本物のプラハの雰囲気に触れてみたいという方は、ホレショヴィツェ地区にある現代アートセンターDOX(ドックス)に足を向けてください。プラハの美術館一家に新たに加わったこの美術館で開催される挑発的な展示は、プラハ最高の展示の一つに数えられています。

贅沢に楽しむ

何か特別なものを買って帰らなかったら、プラハ旅行は完璧なものにはなりません。気を惹かれるブティックなどに足を踏み入れてみてください。コンヴィクト通りにあるチェコの伝説の靴ブランドを取り扱うボタス・コンセプトストアでは、厳選商品だけではなく、店のユニークな内装デザインにも興味を引かれることでしょう。贅沢を極めたい方はパリ通りに出かけて世界最先端のファッションブランドのお店に立ち寄ってみてください。

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