チェコ観光局 ― チェコツーリズム

 チェコ共和国は、長い歴史と独特の自然美を誇る、モダン且つダイナミックなデスティネーションです。

 国内外におけるチェコのプロモーションを行っているのが、チェコツーリズムとその在外事務所です。チェコ観光局 -チェコツーリズムは、地方開発省の外郭団体として1993年に設立されました。その重要なパートナーとしては、国内各観光都市、地方、市町村、および民間の観光関連会社が挙げられます。

ビジョンとゴール

チェコ観光局 -チェコツーリズムは、国内外のツーリズムを振興する様々な活動を通じて、チェコにおける観光部門の発展に努めております。

 チェコツーリズムのメイン・ビジョンは、新たなチェコ認識を形成することで、何よりもチェコを旧共産圏の観光地から、魅力的なツーリズム・デスティネーションに移行させていくことにあります。そのため、チェコツーリズムは、国内のお客様、そして外国からの観光客の皆様に、チェコの美を改めて認識していただくことをその課題の一つに掲げております。世界中で既に観光地として名声を博している首都・プラハのほか、地方の未だ発見されていない場所のポテンシャルをも皆様にお見せしたいと思っております。更にチェコツーリズムは、リピーター・ツーリストの増大、観光客の皆様の満足度の引き上げにも尽力する所存です。

インバウンド市場

 チェコの伝統的なインバウンド市場、すなわちチェコへの観光客が多い国としては、ドイツ、英国、ロシア、イタリア、米国、ポーランド、スロバキア、フランス、スペイン、オランダ、オーストリア、そして日本が挙げられます。これらの国の市場占有率は、一部の例外(例えばドイツ、ロシア)を除き、大体同等となっています。

 一方で、ロシアやクロアチア、ルーマニア、スロベニア、あるいはトルコなどの新興欧州諸国もその観光客数、総宿泊日数を増やしつつあります。また欧州外の新興市場の中で、特に急激に観光客数、総宿泊日数が上昇しているのが、韓国、中国、そしてブラジルです。

 市場の意義はまた、一日当たりの平均消費額によっても計ることができます。一日当たりの平均消費額が最も高い国としては、ロシア、米国、英国、イタリア、日本、フランス、スペイン、あるいはノルウェー、デンマーク、スウェーデンなどを挙げることができます。

マーケティング・キャンペーン

 チェコの魅力的な観光地は、国内でも国外においても「チェコ:物語の国」と名づけられたキャンペーンで紹介されています。これらの物語は、訪れる人が自分で見出し、発見し、肌で体験することができるものとして、魅力に溢れたそれぞれの地に人々をいざなう役割を果たしています。

チェコツーリズムは、チェコの紹介において、特に以下に挙げるテーマに重点をおいています:

  • 発見の旅 宗教・世俗建築などの文化的要素、および慣習、伝統的な食習慣などを紹介。首都のみならず、ブルノ、オロモウツなどプラハ以外の物語の町もその目的地となっています。
  • 自然の旅 夏、冬季における、主として初心者向けのアウトドア・アクティビティを紹介。
  • 健康の旅 世界的に有名なチェコの温泉療法、および医療ツーリズムを紹介。
  • MICE コンベンション&インセンティブ・ツーリズム

 観光デスティネーションとしてのチェコ紹介の際、チェコツーリズムはEU基金の統合オペレーション・プログラム枠内におけるプロジェクトを利用しています。各プロジェクトはチェコ人の国内観光、およびインバウンド観光の支援を目的として、チェコの食べ物、伝統、習慣、あるいは映画撮影を目的としたいわゆる「シューティング・ツーリズム」を紹介しています。

プロモーション・ツール

 チェコツーリズムは、チェコを様々な見本市でも紹介していますが、ここでは「パンフレット・サービス」を通じて、観光部門の企業の宣伝も行っております。このほかチェコツーリズムは、グラフィックに工夫を凝らし、見やすく実際的、且つ美的観点からも優れたパンフレットや地図を発行し、各テーマに合った面白い観光地を紹介しています。

 外国におけるチェコの宣伝において重要な役割を果たしているものとしては、プレス&ファム・トリップ、すなわち外国記者やツアー・オペレーターを対象とした観光ツアーが挙げられます。更に国内のイベント支援、および自らのイベント・アレンジも、チェコツーリズムの役割の一つとなっています。アイスワインとストローワインの国際コンテスト「アイスワイン・デュ・モンド」や、映画祭「ツアーフィルム」などがその一例です。

 チェコの国内外のプロモーションに欠かせないのが、チェコツーリズムのウェブ・サイトです。www.czechtourism.comは、様々なセクションに分けてチェコを宣伝し、外国人観光客を単独のデスティネーションではなく、町、人々、建築、そして自然とそれぞれの物語への旅にいざなっています。

在外事務所

 チェコツーリズムは、21の在外事務所を持っています。事務所のある国としては、ドイツ、英国、スペイン等の欧州各国のみならず、 中国ブラジルまた米国も挙げることができます。

 チェコツーリズム在外事務所の主な目的は、その国でチェコのプロモーションを行い、チェコ・ブランドに関する知識を広め、外国人観光客の数を増大させることにあります。そのためチェコツーリズムの支店は、様々な宣伝活動を行っています。その基本的ツールは、キャンペーン(オンライン、印刷物、アウトドア)、プレス&ファム・トリップ、ロード・ショー、見本市、プレゼンテーション・イベント参加、自らのプレゼンテーション・イベント、ワークショップ開催、外国あるいはチェコの組織との協力および戦略的パートナーとのコンタクト開発などです。

チェコ・コンベンション・ビューロー

 チェコ・コンベンション・ビューロー(CzCB)の使命は、国内外におけるチェコのコンベンション・ツーリズム、インセンティブ・ツーリズムのプロモーションにあります。CzCBは、各地方局と協力し、地方の活動を支援することにより、チェコがオファーするあらゆるコングレス・ポテンシャルを最大限に利用することを可能にしています。

 M.I.C.E.の略称で知られるコンベンション&インセンティブ・ツーリズムは、経済に最も貢献する観光形態といえます。ICCA(国際会議協会)の統計によると、会議参加者の平均支出額は2 600 ドルを超えていますが、これは一般観光客の消費額の3倍以上に当たります。プラハは既に、何年も前から、国際会議開催都市ランキングの上位の常連となっています。

チェコのインスティチュート・ツーリズム

 インスティチュート・ツーリズムは、チェコツーリズムの新しい専門分野です。これは、他の機関、専門家、一般向けに、情報提供サービス、情報分析サービスをオファーすることを目的としたもので、チェコ国内の観光部門あるいは国際観光部門の現状、将来的動向見通しに関する情報を定期的に提供しています。また公共、民間部門と協力して、入手した知識を実際に応用することにより、観光部門におけるチェコの長期的な国際競争力の向上に貢献しています。

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